一般泌尿器科

尿路結石
体の中で不要になった物質が結晶化し、尿管結石が形成されます。結石が尿管に移行すると、腎臓内での尿の停滞がおこり、背中に激しい痛みを伴います。痛みは結石の移動に伴い背部から下腹部へと下がっていき、膀胱の近くになると残尿感や頻尿の症状が出現します。治療としては5mm以下の小さな結石の場合は排石を促進するような内服薬で経過観察をします。10mmを超える結石には内視鏡手術や体外衝撃波が適応になりますが、患者さんの希望もふまえて、決定する必要があります。
急性腎盂腎炎
膀胱からの細菌が逆流して腎臓(腎盂)に感染することで引き起こされます。健常な方でも起こることがあり、女性は男性に比べ尿道が短いため感染しやすいです。免疫力が低下している方や、尿道カテーテル、尿管カテーテル挿入中の方に起こることがあり、その場合は重症化することがあります。症状は強い炎症反応による高熱、悪寒、腰痛です。治療は基本的には抗生剤投与ですが、尿管ステント挿入や腎瘻挿入などの緊急処置が必要になることがあります。
過活動膀胱
過活動膀胱とは、膀胱が過敏になって、急に尿意をもよおしたり、尿が漏れてしまったりする状態です。眠っている間に尿意で目が覚めるのも症状の一つです。女性は加齢による骨盤底筋の低下、男性は前立腺肥大症が原因のことが多いです。治療はダイエットをする、骨盤底筋を鍛える、などの生活指導に加え、内服薬を開始します。難治性の過活動膀胱には膀胱内にボトックス注射をする方法が2020年に保険適応となりました。
前立腺肥大症
頻尿の原因として男性で一番多い疾患です。前立腺は男性特有の臓器で、尿道の周りにある臓器です。前立腺肥大症になると、尿道を圧迫するため尿の勢いが落ち、残尿感が出ます。検査は超音波で前立腺の大きさを測り、その後尿の勢いや残尿量を測定します。また前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)も確認し、がんを否定した上で治療を行います。治療薬はα1ブロッカーをはじめ、数種類あるので患者さん一人一人にあった内服を開始します。内服薬で改善がない場合は内視鏡手術を検討します。
前立腺がん
PSA(前立腺特異抗原)が4.0ng/ml以上で前立腺がんが疑われます。(50歳では3.0ng/ml以上)ただしこの値は前立腺がんだけではなく、前立腺肥大症や、前立腺炎でも上昇しますので、必要に応じてMRI検査や前立腺生検(組織採取)を施行し、がんが見つかれば治療へ進みます。
がんの治療はがんの顔つきや進展の度合いによって分かれますが、転移が見られない場合は外科的治療や放射線治療をお勧めします。ホルモン療法となった場合は1~3カ月おきの注射とPSAの定期的な経過観察を当院で行います。
膀胱がん
膀胱がんは男性が女性の3倍多く、喫煙により発症リスクが高くなります。主な症状は血尿、頻尿、排尿痛があげられます。検査は尿検査や尿中のがん細胞の確認、超音波検査でがんの大きさを確認します。がんの可能性があれば膀胱鏡検査を行い、診断します。治療としてはまずは内視鏡手術で診断をつけます。がんの深さにより治療法が変わり、全身にがんが転移している場合は抗がん剤が必要になります。
腎臓がん
腎臓がんは男性が女性の約3倍多く、肥満や高血圧が発症リスクを高めます。ここ最近は30歳前後の若年者での発症も増えており、注意が必要です。腎臓がんは無症状のことが多く、健康診断や、他の病気でかかった際の超音波、CT検査で見つかることが多いです。がんが大きくなると血尿、脇腹の痛み、腹部のしこりが見られます。早期に見つかればがんを腎臓から部分的に切り取る手術や凍結療法も可能ですので、高度医療センターへ速やかに紹介します。全身にがんが転移している場合は抗がん剤や免疫療法が必要になります。
精巣がん
精巣がんは10万人に1人程度が発症する稀ながんです。20代から30代の若年者の発症が非常に多いことが特徴です。幼少期に停留精巣の治療を受けていたり、家族に精巣がんの方がいると発症リスクが高いと言われています。精巣がんの特徴としては、痛みがない精巣腫大があげられます。進行すると肺やリンパ節に転移することが多く、早期に発見することがとても大切です。超音波でがんが疑わしければ、早急に精巣ごと摘出し、がんの顔つきや、全身の転移状況を見て経過観察もしくは抗がん剤の導入を考えます。
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03-6715-8803
住所
東京都大田区蒲田4-15-8 シュロスバッカス6F
診療科目
泌尿器科・性感染症内科
女性泌尿器科
小児泌尿器科・一般内科
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診療時間
9:00-13:00
15:00-18:00
18:00-20:00

金曜日は20時まで診療しています
※受付は15分前終了

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休診日 : 木曜・土曜午後・日曜・祝日

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京急蒲田駅西口徒歩1分
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右の写真のビル6階で現在準備中です。

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