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当院の前立腺生検について
2024.9.11
当院では前立腺生検(がんの診断)を日帰りで施行しております。
前立腺とは男性にのみある臓器で膀胱の出口側、尿道を取り囲むように位置する臓器です。採血でPSA(前立腺特異抗原)という値が高い場合は前立腺がんの可能性がございます。
前立腺がんを診断するには前立腺に針を刺す必要があります。方法には、会陰部を経由して針を刺す方法と、直腸を経由して針を刺す2種類の方法があります。
当院では全例日帰りで経会陰式(会陰部を経由する)前立腺生検を施行しております。経会陰式生検は、出血や感染症をおこすリスクが少ないです。麻酔方法は基本的には局所麻酔です。
施行の流れに関して
- 施行前の検査(感染症採血、レントゲン、心電図)を施行します。
- 検査当日は12時ごろに来院、12時30分より検査を開始いたします。
- 尿道カテーテルを挿入の上、会陰部から局所麻酔をして、生検針を10本程穿刺します。検査は30分程度で終了します。
- 15時まで院内で経過観察し、血尿がないことを確認し帰宅となります。
- 検査翌日に尿道カテーテルを抜去いたします。
- 結果は約2週間後に説明いたします。
開院以来、合併症なく施行できておりますので、安心してうけていただけると考えております。不明点はお電話にて承りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。