男性疾患

ED
(erectile dysfunction)
器質性ED、心因性ED、混合性EDに分類されます。EDのリスクとなるのは加齢、糖尿病、肥満(運動不足)、心血管障害(高血圧)、テストステロン低下、慢性腎臓病、下部尿路症状、神経疾患、手術(外傷)、うつ、薬物、睡眠時無呼吸症候群の合計12の因子と提言されております。加齢とともにEDの比率は上昇し、70歳代では約70%、糖尿病患者では35~90%にEDを発症するといわれております。治療はPDE5阻害薬がメインとなりますが、持病の関係で血管障害や神経障害がある方には効果が乏しいことが多く、そのような方には陰圧式勃起補助具やICI(陰茎海綿体注射)が適応となります。
LOH症候群
加齢あるいはストレスに伴うテストステロン値の低下による症候群をLOH(late-onset hypogonadism)症候群と呼びます。症状としては全身倦怠感、性欲低下、筋力低下、ED、不眠など多岐にわたります。加齢男性でのテストステロン減少が、心疾患、糖尿病などの危険因子とされています。特に糖尿病とは関係性が深く、インスリン抵抗性がテストステロン低下に影響を与えていると考えられています。治療はテストステロンの補充療法であり、40歳以上の男性でLOH症状が見られた方に使用します。前立腺がんはテストステロン依存性で増悪するため、開始前には必ず前立腺がんの評価が必要です。
持続勃起症
性欲とは関係なしの勃起が4時間以上持続するものです。静脈性の持続勃起は陰茎海綿体内に血液がうっ滞してしまう病態で、6時間を経過すると陰茎の壊死が進みはじめ、高率に勃起障害を生じるため、緊急処置を要します。具体的には陰茎海綿体の血液を注射針で抜きます。さらに血管収縮剤を陰茎海綿体に注射し改善がなければ、亀頭と陰茎海綿体を交通させるTシャントと呼ばれる手術が必要になります。原因としては白血病、抗精神病薬の内服、コカインや覚せい剤の使用、陰茎海綿体注射があります。動脈性の持続勃起症は陰茎、会陰部の打撲によるものが多く、緊急の処置は必要ありません。
ペロニー病
(陰茎硬化症)
中高年の男性に生じる後天性の良性疾患です。陰茎に硬結、陰茎弯曲、勃起時の痛みが生じます。糖尿病やテストステロンの低下が原因とされておりますが、はっきりはわかっておりません。疼痛や症状の安定期に入るまでは数カ月が必要であり、内服治療がメインとなります。痛みや弯曲に変化がなくなるのに約6カ月程度を要し、保存期に入ってからは医師との話し合いの上、外科的加療へ移行します。局注療法(日本では認可されていない)や手術は当院では施行しておりませんので、専門施設をご紹介いたします。
POIS
( post orgasmic
illness syndrome )
非常に珍しい疾患で、射精後に起こる発熱、全身倦怠感、アレルギー症状(鼻汁、目の痒み)などが症状です。性行為や自慰行為の数時間以内に症状が出現し数日間継続し、自然軽快します。精液に対するアレルギー症状、テストステロン低下、射精に対する不安が関与していると考えられておりますが、よくわかっておりません。治療としては抗アレルギー薬や痛み止めの内服となります。
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クリニック案内

電話番号
03-6715-8803
住所
東京都大田区蒲田4-15-8 シュロスバッカス6F
診療科目
泌尿器科・性感染症内科
女性泌尿器科
小児泌尿器科・一般内科
お支払い方法
診療費のお支払いにつきまして、
電子マネーとクレジット各種がご利用いただけます。
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診療時間
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15:00-18:00
18:00-20:00

金曜日は20時まで診療しています
※受付は15分前終了

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休診日 : 木曜・土曜午後・日曜・祝日

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京急蒲田駅西口徒歩1分
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東京都大田区蒲田4-15-8
シュロスバッカス6F
京急蒲田駅西口より徒歩1分
西口ペデストリアンデッキの正面から見えます。
右の写真のビル6階です。

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