尖圭(せんけい)コンジローマ(性器にできるいぼ)の保険適用について〜治療法と費用の完全ガイド – かまた腎泌尿器・内科クリニック
尖圭(せんけい)コンジローマ(性器にできるいぼ)の保険適用について〜治療法と費用の完全ガイド

尖圭(せんけい)コンジローマ(性器にできるいぼ)の保険適用について〜治療法と費用の完全ガイド

「尖圭コンジローマと診断されたけど、治療費がどのくらいかかるのか心配…」 「保険は適用されるのか、治療法にはどんな選択肢があるのか知りたい」

このようなお悩みをお持ちの方に向けて、泌尿器科専門医の立場から尖圭コンジローマの治療法と費用について詳しく解説します。当院では尖圭コンジローマ治療はすべて保険診療で対応可能です。どうぞ安心してご相談ください。

尖圭コンジローマとは

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じる性感染症の一つです。HPVにはいろいろな型があり、16型、18型、31型、33型などは子宮頸がんに関与しており、6型、11型が尖圭コンジローマに関与しています。主に性器や肛門周囲にいぼ状の腫瘤ができる疾患で、見た目はカリフラワーのような形状をしています。

主な症状

  • 性器や肛門周囲のいぼ状の腫瘤
  • かゆみや違和感
  • 接触による出血
  • 痛みを伴うことは少ない

尖圭コンジローマの治療法

尖圭コンジローマの治療法には、いくつかの選択肢があります。患者さんの症状や病変の広がり具合によって、最適な治療法が異なります。

1. 液体窒素療法(凍結療法)

最も一般的な治療法の一つです。液体窒素を使用して病変部を凍結させ、組織を壊死させる方法です。

  • メリット: 比較的痛みが少なく、外来で短時間で行える
  • デメリット: 複数回の治療が必要な場合がある

2. 電気orレーザー焼灼術

電気メスやレーザーを使用して病変を焼き切る方法です。

  • メリット: 一度の処置で広範囲の治療が可能
  • デメリット: 煙から感染するリスクや、取り残しから再燃する場合がある

3. 外科的切除

特に大きな病変や隆起している病変に行われることがある治療法です。

  • メリット: 広範囲の病変を単回で除去できる
  • デメリット: 局所麻酔が必要で、縫合が必要な場合がある

4. 薬物療法

イミキモドクリームなどの免疫調整薬を使用する方法もあります。

  • メリット: 自宅で塗布できる
  • デメリット: 効果が低いことがある、長く使用するとただれてしまう場合がある

当院では、院長 青木の豊富な治療経験を活かし、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。尖圭コンジローマは皮膚科、泌尿器科等で治療されておりますが、治療が完結できないことも多い疾患です。また切除やレーザー治療は自費治療で施行するクリニックも多く、5~10万円前後が必要となるケースが多いです。

 

当院での実績(2024年5月~2025年4月末)

治療完結率 100%

人数 治療回数(平均) 治療日数(平均) 再発率
液体窒素 87人 3.6回 26.2日 28%
切除 41人 1.1回 1.1日 4.8%

当院での治療成績を示します。切除後の合併症は特になく、安全に施行できております。再燃に対して再切除を施行した方が2人おりますが、その後は再燃しておりません。

 

保険適用について

尖圭コンジローマの治療は、基本的に健康保険の適用対象となります。

当院では、尖圭コンジローマの治療は基本的に保険診療で対応しており、自費診療として追加料金をいただくことはありません。保険適用となる治療内容には以下が含まれます。

  • 初診・再診料
  • 検査費用
  • 液体窒素療法などの処置費用
  • 外科的切除術
  • 処方薬(院内処方または院外処方)

ただし、保険適用には医師による正式な診断が必要です。自己判断での処置は危険ですので、必ず医療機関を受診してください。

治療にかかる費用の目安

健康保険を利用した場合の自己負担額は、年齢や所得によって異なります。一般的な3割負担の方の場合、以下のような費用の目安となります。

初診時

  • 初診料 +治療or術前検査料:約2,000〜6,000円(3割負担の場合)

治療時

(液体窒素療法)

  • 1回あたり:約1000円(3割負担の場合)
  • 治療は週1回

(切除法)

  • 手術料金+組織診断含め約7000円(3割負担の場合)

薬剤費

  • 外用薬+内服薬(1週間):約1,000円(3割負担の場合)

 

当院での治療の流れ

当院の尖圭コンジローマ治療は以下の流れで行います:

STEP 1: 初診・問診

  • 症状の確認
  • 感染経路や経過の確認
  • プライバシーに配慮した丁寧な問診

STEP 2: 診察・検査

  • 視診による病変の確認
  • 必要に応じて拡大鏡検査
  • 他の性感染症の検査(希望される場合)

STEP 3: 治療方針の決定

  • 患者さんの状態に合わせた最適な治療法の提案
  • 費用や通院回数の説明
  • 質問や不安点の相談

STEP 4: 治療の実施

  • 切除の場合は予定日の決定、液体窒素治療は同日開始
  • 目安時間 液体窒素10分、切除1時間(準備時間含む)
  • 痛みの少ない処置を心がけています

STEP 5: 経過観察

  • 治療後の経過確認

当院では京急蒲田駅から徒歩1分という好立地で、金曜日は20時まで診療しているため、お仕事帰りでも受診しやすい環境を整えています。男女問わず気軽に相談できる医療環境の提供に力を入れておりますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

よくある質問

Q:性器のいぼやできものは経過を見ても良いのですか?

A: 悪性腫瘍(がん)の可能性や他人への感染リスクがあるので、自己判断せず必ず受診してください。男性の場合は、泌尿器科専門医による診断、治療を推奨します。

Q: 尖圭コンジローマは完治しますか?

A: 適切な治療を受ければ完治する疾患です。ただし、一度の治療で完全に除去できない場合や、再発することもあるため、医師の指示に従った定期的な経過観察が重要です。

Q: 治療は痛みますか?

A: 液体窒素療法は一時的な痛みや灼熱感を伴うことがありますが、比較的痛みの少ない処置です。電気焼灼術や外科的切除の場合は局所麻酔を使用するため、処置中の痛みは少ないです。

Q: 治療後の生活で気をつけることはありますか?

A: できものがある間は性交渉をすると感染させてしまうことがあるため、医師の指示に従った生活が必要です。また、パートナーの検査や治療も重要です。再感染予防のためにコンドームの使用も推奨されます。

Q: 切除は即日対応可能でしょうか?

A: 術前に血液検査をしてからの施行になりますので、当院では施行しておりません。血液感染症や糖尿病があると傷の治りが悪かったり、安全を担保できないためです。

Q: 女性でも治療はできますか?

A: はい、女性の膣粘膜や肛門にできたものも治療可能です。気になる方はお気軽にご連絡ください。

Q: 保険証がなくても受診できますか?

A: 保険証をお持ちでない場合は、一旦10割負担となりますが、後日保険証をお持ちいただくことで差額を精算することも可能です。詳しくは受付にお問い合わせください。

Q: 予約は必要ですか?

A: 当院は予約優先制となっておりますので、お電話またはWeb予約をご利用ください。切除ご希望の方は切除可能日を聞いていただければ口頭でお伝え可能です。

 

広域からのアクセスも便利

当院では大田区の地域医療に貢献するとともに、以下のエリアからも多くの患者様にご来院いただいています。

川崎エリア:京急川崎駅から約15分、JR川崎駅から約20分
横浜エリア:京急線利用で約30分
千葉エリア:JR総武線・京浜東北線経由でアクセス可能
埼玉エリア:JR京浜東北線でダイレクトアクセス
その他:足柄・福島などの遠方からも専門治療を求めてご来院

特に川崎エリアからは、京急本線で乗り換えなしでアクセスできるため、通院の負担が少ないと好評をいただいています。

 

まとめ

尖圭コンジローマは早期に適切な治療を受けることで、確実に改善が期待できる疾患です。当院では以下の特徴で患者さんをサポートしています

  • 尖圭コンジローマ治療はすべて保険適用で対応
  • 東邦大学医療センターでの豊富な治療経験を持つ専門医による診療
  • プライバシーに配慮した診療環境
  • 京急蒲田駅から徒歩1分の好アクセス
  • 金曜日は20時までの診療時間

「誠意・礼譲の心で、丁寧な診療と分かりやすい説明を心がけます」をモットーとする当院で、安心して治療を受けていただけます。

尖圭コンジローマでお悩みの方、治療費が心配で受診をためらっている方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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かまた腎泌尿器内科クリニック

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金曜日は20時まで診療しています。

受付は15分前終了

休診日 : 木曜・土曜午後・日曜・祝日

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待合室
診察室
手術室
レントゲン室

監修医師

院長 青木洋

日本泌尿器科学会専門医
日本性感染症学会認定医

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