「痛みがない血尿」ほど怖いものはありません|蒲田の泌尿器専門医が伝える、見逃してはいけない体からのSOS

こんにちは。大田区蒲田にある「かまた腎泌尿器・内科クリニック」院長の青木です。

3月中旬になり、ラグビーのシーズンも終盤を迎えており寂しくなりますね。この時期は、会社の春の健康診断の結果が返ってくる頃ではないでしょうか?

本日のテーマは「血尿(けつにょう)」についてです。

少しドキッとするテーマかもしれませんが、泌尿器科専門医として、どんな際に受診すべきかを簡単にお話いたします。

「健康診断で『尿潜血(にょうせんけつ)』が出たけど、痛くも痒くもないから様子を見ている」「一度だけ赤いおしっこが出たけど、翌日は治ったから、きっと疲れていただけだろう」

実は「痛みのない血尿」こそ、警戒すべき危険なサインです。

もしかして、この項目に心当たりはありませんか?

✅ 血尿・尿潜血の危険度チェック

以下の項目に一つでも当てはまる方は、体の中で何かが起きている可能性があります。

  • 健診でひっかかった: 健康診断の結果で、尿潜血が「+(プラス)」になっていた。
  • 一度でも見た: 過去に一度でも、肉眼的(見てわかるレベル)に尿が赤やピンク、茶色になったことがある。
  • 違意感がある: 尿の色は普通だが、排尿の時になんとなく違和感や残尿感がある。
  • リスク要因: 50歳以上で、喫煙歴がある(または過去に吸っていた)。
  • 放置している: 「再検査」の通知が来たが、痛くないので病院に行っていない。

「血尿=激痛」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。確かに、尿路結石などはのたうち回るほどの激痛を伴います。

しかし、膀胱がんや腎臓がんといった「がん」の初期症状としての血尿は、痛みを伴わないことが非常に多いです。

なぜ「一度だけ」でも放置してはいけないのか

「出血が一時的に止まっただけ」という可能性が高いです。

腫瘍(できもの)からの出血は、ずっと続くわけではありません。出たり止まったりを繰り返すのが特徴です。

「止まったから大丈夫」と安心しているその間にも、病気は水面下で静かに進行してしまうことがあります。「半年前に一度血尿が出たけど、痛くないし忙しいから放っておいたんだ。また出たから来たよ」

そうおっしゃる患者様を検査すると、すでに進行した膀胱がんが見つかってしまった…。

私は「たった一度でも、血尿が出たら必ず泌尿器科専門医へ」と、お伝えし続けています。

泌尿器科専門医が行う検査は「痛くない」ものが中心です

1. 超音波検査(エコー)

お腹にゼリーを塗って、機械を当てるだけの検査です。妊婦さんがお腹の赤ちゃんを見るのと同じ機械を使います。

腎臓や膀胱に腫瘍がないか、結石がないか、前立腺の形はどうかなどを、その場でモニターで確認できます。痛みは全くありません。

2. 尿細胞診(にょうさいぼうしん)

採尿したおしっこを顕微鏡で詳しく見て、がん細胞が混じっていないかを調べる検査です。

おしっこを採るだけなので、もちろん痛みはありませんが、悪性度の高いがんを見つけるためにとても大事な検査です。

3. レントゲン検査(必要時)

尿管結石を見つけるために必要な検査です。血尿の原因として非常に多い疾患です。ただしレントゲンで見えない結石(尿酸結石、シスチン結石など)もあり、超音波検査と併せて診断することで精度が上がります。

CT検査も必要であれば施行しますが、被爆量の観点から当院ではまずはレントゲンで診断します。

4. 膀胱鏡検査(必要時)

上記の結果、どうしても膀胱の中を直接目で見て原因を確認する必要がある場合にのみ行います。膀胱がんや、尿道結石の診断には絶対に必要な検査になります。

当院では「軟性鏡(なんせいきょう)」という、非常に細くて柔らかいファイバーを使用しています。

昔の硬い金属のカメラとは違い、苦痛は大幅に軽減されています。とは言え尿道が長い男性は痛みを伴うので、無理矢理行うことは絶対にありません。必要性と方法をしっかり説明し、ご納得いただいてから行いますので、ご安心ください。

5. 採血検査(必要時)

上記の検査をしてもなにも異常が見つからない、血尿に加えて蛋白尿が強く見られる場合には、特殊な腎炎を疑い、採血をとることがあります。

こちらに関しても必要性と方法をしっかり説明し、ご納得いただいてから行いますので、ご安心ください

私の診療への想いと信条

「血尿」という症状を前にした時、患者様は「悪い病気だったらどうしよう」と、言葉にできないほどの大きな不安を抱えていらっしゃいます。

もし治療が必要なら、大学病院との連携を活かして最短ルートで最適な治療につなげること。それが大学病院で多くの重症例を診てきた私の使命だと思っています。

実際には、検査の結果、「異常なし(特発性腎出血など)」や「良性のもの(結石や炎症)」と判明し、「あぁ、怖がらずに来てよかった!」と笑顔で帰られる患者様がほとんどです。

腎臓内科や泌尿器科は受診の敷居が高いですが、まずは受診していただきたいです。

泌尿器科的には問題がないが、血尿が継続したり、蛋白尿を伴う場合は腎臓内科的な観点からの診断が必要になるため、もちろんその場合も当院でサポートいたします。

大田区蒲田地域の皆様へ

当院は京急蒲田駅西口から徒歩1分。

お仕事帰りや、お買い物ついでに立ち寄りやすい場所にあります。

「健診結果の封筒をカバンに入れたまま、どうしようか悩んでいる」「実は先週、尿の色が変だったけれど、家族には言えずにいる」

そんな方は、どうぞ一人で抱え込まず、私たちに相談してください。早期発見に勝る治療はありません。

あなたの未来と、あなたを大切に想うご家族の笑顔を守るために、緊張せずいらしてください。

よくいただくご質問

Q. 尿潜血プラスと言われましたが、尿の色は普通です。それでも受診が必要ですか?

A. はい、必ず受診してください。 目に見えないレベルの血液(顕微鏡的血尿)でも、背景に結石や腫瘍が隠れていることがあります。「目に見えないから軽症」とは限りません。まずは原因をはっきりさせましょう。

Q. 女性ですが、生理中の検査でも大丈夫ですか?

A. 生理中は経血が混入してしまい、正確な判定が難しくなります。基本的には生理が終わってからの受診(検尿)をお勧めします。ただし、排尿時の痛みが強い場合や、明らかに膀胱炎の症状がある場合は、我慢せずにすぐにご来院ください。

Q. 血尿が出たら、どんな病気の可能性がありますか?

A. 尿路結石、膀胱炎、前立腺肥大症、腎臓病(IgA腎症など)、そして稀に膀胱がんや腎臓がんなどが考えられます。原因によって治療法が全く異なりますので、自己判断せず専門医の診断を受けることが大切です。

最後に〜「何ともなくてよかった」を確認しに来てください

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

血尿や尿潜血は、体からのSOSです。

しかし必要以上に怖がることはありません。現代の医療では、早く見つければ治る病気がほとんどだからです。一番のリスクは、SOSに気づいているのに「見なかったことにする」ことです。

「念のために検査したけど、大したことなかったね」私が責任を持って、診断します。

蒲田のクリニックでお待ちしています。

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監修医師

院長 青木洋

日本泌尿器科学会専門医
日本性感染症学会認定医

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