
夏に注意したい性感染症〜蒲田の泌尿器科専門医が予防と早期治療の重要性を解説
暑い夏が到来し、開放的な気分になりがちなこの季節。しかし、実は夏は性感染症の感染リスクが高まる時期でもあることをご存知でしょうか。蒲田で泌尿器科診療をしております「かまた腎泌尿器・内科クリニック」の青木です。今回は、夏の性感染症について詳しく解説いたします。
夏に性感染症が増加する理由
夏季は様々な要因により性感染症の感染リスクが高まります。開放的な気持ちになりやすく、また汗をかきやすい環境は細菌の繁殖を促進します。性感染症学会認定医としての私の臨床経験からも、「夏は特に注意が必要な季節」だと実感しています。
見逃してはいけない症状チェックリスト
以下のような症状がある場合は、恥ずかしがらずに早めの受診をお勧めします:
- 排尿時の痛みや違和感
- 尿道からの分泌物
- 性器周囲のできもの、イボ
- 性器周囲の発疹やただれ
- 排尿症状に伴う精巣の腫れ
- 排尿症状に伴う発熱や倦怠感
これらの症状は性感染症の典型的なサインですが、無症状の場合も多く、気づかないうちに感染が拡大してしまうケースが少なくありません。
近年急増している性感染症の現状
当クリニックでもこの時期からは性感染症の相談が増えており、正しい知識と早期対応の重要性を実感しています。
梅毒の急激な増加と症状
近年、梅毒の感染者数が急激に増加しており、厚生労働省の発表によると、年間報告数が過去最多を更新し続けています。特に20代から40代の感染者が多く、早期発見・早期治療が重要となっています。
梅毒の症状の段階
梅毒は進行段階によって症状が変化します。
第1期(感染後3週間程度)
- 感染部位に痛みのないしこり(初期硬結)
- 亀頭の周囲の潰瘍化(硬性下疳)
- 鼠径部リンパ節の腫れ
- 多くの場合、自然に消失するため見逃されやすい
第2期(感染後3ヶ月程度)
- 発熱、倦怠感
- リンパ節の腫れ
- 手のひらや足の裏を含む全身の発疹
梅毒は血液検査により診断でき、適切な抗生物質治療により完治が期待できます。
淋病の特徴と注意点
淋病は泌尿器科で最も相談の多い性感染症の一つです。近年、抗生物質への耐性菌の出現が問題となっており、治療法の選択がより重要になっています。
淋病の主な症状
男性の場合
- 排尿時の強い痛み
- 尿道からの膿性分泌物
- 尿道口の発赤・腫れ
女性の場合
- 症状が軽微で気づきにくい場合が多い
- おりものの増加や異臭
- 排尿時の痛み
淋病は放置すると、男性では精巣上体炎、女性では骨盤内炎症性疾患を引き起こし将来的に不妊になる可能性があります。
クラミジア感染症の実態
クラミジア感染症は最も頻度の高い性感染症の一つで、特に若い世代に多く見られます。症状が軽微なため「サイレント感染症」とも呼ばれ、知らないうちに感染が拡大することがあります。
クラミジア感染症の症状
男性の症状
- 軽度の排尿時痛
- 尿道からの透明な分泌物
- 無症状の場合も多い
女性の症状
- おりものの変化
- 軽度の下腹部痛
- 多くの場合無症状
クラミジア感染症は不妊症の原因となる場合があるため、パートナーと一緒の検査・治療が重要です。
ヘルペス感染症の特徴
ヘルペス感染症は再発を繰り返す特徴があり、一度感染すると体内にウイルスが潜伏し続けます。ストレスや免疫力の低下により再発することがあります。
ヘルペス感染症の症状
初回感染時
- 水疱や潰瘍の形成
- 強い痛みや発熱
- リンパ節の腫れ
再発時
- 初回より軽い症状
- 水疱や潰瘍の形成
- 前駆症状(ピリピリ感)
ヘルペス感染症は抗ウイルス薬により症状の軽減と期間の短縮が期待できます。
尖形コンジローマ(尖圭コンジローマ)の特徴
尖形コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染により引き起こされる性感染症です。近年、若い世代を中心に増加傾向にあり、外性器や肛門周辺にイボ状の病変を形成します。
尖形コンジローマの症状
主な症状
- カリフラワー状や鶏冠状の形態
- 外性器や肛門周辺のイボ状の突起
- 通常は痛みやかゆみはない
- 大きさや数は個人差がある
男性の場合
- 亀頭、冠状溝、包皮に発症することが多い
- 尿道口周辺にも発症する場合がある
女性の場合
- 外陰部、膣入口部に発症
- 子宮頚部にも病変が及ぶことがある
私の経験では、これらの感染症は適切な検査と治療により完治可能ですが、放置すると深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
予防と早期治療への私の想い
予防のための基本的な対策
- 正しい知識の習得: 性感染症について正確な情報を得ることが第一歩
- 適切な予防策の実践: コンドームの正しい使用など
- 定期的な検査: 症状がなくても定期的な検査を推奨、特に女性
- パートナーとの情報共有: お互いの健康状態について話し合うことが大切
早期治療の重要性
私は患者様に「恥ずかしがらずに早期受診することが最も大切」とお伝えしています。多くの性感染症は早期発見・早期治療により完治可能であり、適切な治療を行えば日常生活への影響を最小限に抑えることができます。また、女性の場合は不妊に関与する感染症もあり、注意が必要です。
当院の診療への取り組み
プライバシーに配慮した診療環境
かまた腎泌尿器・内科クリニックでは、患者様のプライバシーを最優先に考えた診療を行っています。京急蒲田駅西口から徒歩1分という便利な立地でありながら、安心して受診いただける環境を整えています。
迅速で正確な検査体制
当院では以下の検査・治療に対応しています:
- 迅速検査: 当日中に結果をお伝えできる検査項目もあります(症状のあるヘルペスは診断できることがあります)
- 精密検査: 東邦大学医療センター大森病院との連携により、高度な検査にも対応
- 適切な治療: 最新のガイドラインに基づいた治療を提供、性感染症
- アフターケア: 治療後のフォローアップも充実、治りが悪い感染症もあるため必ずフォローが必要です
働く方々にも配慮した診療時間
金曜日は20時まで診療を行っており、お仕事帰りでも安心して受診いただけます。「多忙な現代人の健康を守りたい」という想いから実現した診療体制です。20時に間に合わない、でもどうしても受診したいというような方はまずお電話をください。可能な限り調整いたします。
最後に〜一人で悩まずにご相談ください
性感染症は決して恥ずかしい病気ではありません。適切な医療機関で正しい診断と治療を受けることで、健康な生活を取り戻すことができます。
蒲田地域で性感染症にお悩みの方、また予防について相談したい方は、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。専門医による丁寧な診療で、皆様の健康をサポートいたします。
かまた腎泌尿器・内科クリニック
- 院長:青木洋(泌尿器科専門医・内分泌代謝科専門医)
- 所在地:東京都大田区(京急蒲田駅西口から徒歩1分)
- 診療時間:月・火・水・金 9:00-13:00/15:00-18:00(金曜は20:00まで)、土 9:00-13:00
- 電話:03-6715-8803

東京都大田区蒲田4-15-8 シュロスバッカス6F
京急蒲田駅西口 徒歩1分
TEL: 03-6715-8803
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金曜日は20時まで診療しています。
受付は15分前終了
休診日 : 木曜・土曜午後・日曜・祝日





監修医師

日本泌尿器科学会専門医
日本性感染症学会認定医
院長 青木洋