健康診断で尿検査に異常が見つかったらどうする?|蒲田の泌尿器科専門医が精密検査の重要性を解説

秋の健康診断シーズンを迎え、検査結果でこのような所見を指摘されて不安になっていませんか?

  • 尿検査で「蛋白尿(+)」や「潜血反応陽性」と書かれていた
  • PSA値の上昇を指摘され、「要精密検査」となってしまった
  • 尿沈渣で異常細胞が見つかったと言われた
  • 「経過観察」と書かれているが、本当に大丈夫か心配

この記事では、健康診断で見つかる尿検査異常について、その意味と適切な対応方法を詳しくお話しします。「がんかもしれない」という不安を抱える前に、正しい知識を持っていただければと思います。

健康診断で見つかる尿検査異常の意味

今まで、健康診断で異常を指摘されて来院される患者様を数多く診察してきました。皆さん、とても不安な表情でいらっしゃるんですが、実際には深刻でないケースも多いです。

しかし、だからといって軽視してはいけません。健康診断は「早期発見のチャンス」だからです。

主な尿検査異常とその意味

蛋白尿について

尿中に蛋白質が検出される状態です。腎臓の機能低下や炎症の可能性がありますが、激しい運動後や発熱時にも一時的に現れることがあります。

軽度の蛋白尿を「様子を見ましょう」と言われて放置した結果、数年後に慢性腎臓病が進行していたケースを経験しました。早期発見が重要です。

血尿(潜血反応陽性)について

目で見てわからない程度の血液が尿に混じっている状態です。ただし偽陽性もあること、顕微鏡で見た尿中に血液が混じらないかも大事です。

膀胱炎のような軽い炎症から、より注意が必要な疾患まで、様々な原因が考えられます。

患者さんによく聞かれるのが、「症状がないのに検査が必要ですか?」という質問です。実は、無症状の血尿は注意が必要です。膀胱がんなどの初期段階では、血尿以外の症状がほとんど現れないからです。

PSA値の上昇について

前立腺から分泌される蛋白質の血中濃度が高い状態です。前立腺がんの可能性もありますが、前立腺肥大症や前立腺炎でも上昇することがあります。

早期に見つかった前立腺がんの多くは治療可能です。だからこそ、精密検査を受けることが大切です。

「経過観察」の意味と落とし穴

健康診断の結果で「経過観察」と書かれていると、「大丈夫なんだ」と安心してしまう方が多いです。でも実は、これは「今すぐ治療が必要ではないが、定期的に確認が必要」という意味です。

「経過観察」を「何もしなくていい」と誤解して、数年後に進行した状態で来院される患者さんもいらっしゃいます。経過観察の本当の意味をしっかり伝えることが使命です。

なぜ精密検査が必要なのか

早期発見の重要性

「早期発見・早期治療の計り知れない価値」です。同じ疾患でも、発見時期により治療の選択肢や予後が大きく異なります。泌尿器科系のがんは、初期であれば根治が見込めるものが多いです。

膀胱がんの場合

初期の膀胱がんは、内視鏡手術だけで治療できることが多いです。でも進行すると、膀胱全摘出が必要になることもあります。早期発見が、その後の人生を大きく変えます。

腎臓病の場合

慢性腎臓病は「沈黙の病気」と呼ばれるほど症状が出にくく、蛋白尿が唯一の早期発見の手がかりとなることがあります。早期に見つかれば、生活習慣の改善だけで進行を防げる場合もあります。ここ最近は進行を抑える薬も注目されています。

前立腺がんの場合

PSA値の軽度上昇段階では、排尿困難などの症状はまだ現れていないことが多いです。この段階で見つかれば、根治的な治療が可能です。

当院で行える精密検査

超音波検査による画像診断

腎臓、膀胱、前立腺の状態を詳しく観察します。痛みはまったくなく、リアルタイムで臓器の状態を確認できます。もちろん被爆もありません。

数え切れないほど超音波検査を行ってきましたが、この検査で多くの重要な所見を発見してきました。侵襲がなく、その場で結果を説明できる優れた検査です。

レントゲン検査による画像診断

尿管結石や腎結石の位置、大きさをみることができます。痛みはまったくなく、リアルタイムで確認できます。

尿沈渣、尿細胞診による詳細な尿検査

尿中の細胞を顕微鏡で詳しく調べる検査です。細胞診では、悪性細胞の有無を確認します。特に血尿の原因究明には欠かせない検査です。分析は外部の検査会社で行います。

血液検査での腎機能評価

腎臓の働きを数値で正確に把握し、慢性腎臓病の進行度を評価します。eGFR(推算糸球体濾過量)という指標で、腎機能を正確に把握できます。

迅速な結果報告

患者さんからよく「結果が出るまでどれくらいかかりますか?」と聞かれます。不安な気持ちでお待ちいただく時間を最小限に抑えたいと考えています。

当日中に結果がわかる検査

  • 尿検査(5-10分)
  • 超音波検査
  • レントゲン検査

数日かかる検査

  • 尿細胞診(7日前後)
  • 血液検査(翌日~数日)

検査結果が出たら、できるだけ早くご連絡し、説明の時間を設けます。

患者様の不安に寄り添う診療姿勢

丁寧な説明と情報共有

私が大切にしているのは、検査結果について可能な限り早く、わかりやすく説明することです。医学用語をそのまま使うのではなく、患者様にとって理解しやすい言葉で、現在の状況と今後の方針をお話しします。

検査の必要性について

なぜその検査が必要なのか、どのようなことがわかるのかを具体的に説明します。納得していただいた上で検査を受けていただきたいからです。

結果の解釈について

異常値が出た場合でも、それが何を意味するのか、どの程度心配すべきなのかを冷静に判断してお伝えします。不必要に不安を煽ることも、軽視することもしません。

治療方針について

もし治療が必要な場合は、複数の選択肢を提示し、患者様のライフスタイルに合った方法を一緒に考えます。

大学病院との強い連携体制

継続性のある医療

より専門的な検査や治療が必要と判断した場合は、東邦大学医療センター大森病院、東京蒲田医療センター、牧田総合病院などの大規模な病院と密接に連携しています。

スムーズな紹介

緊急時は、私から直接大学病院に連絡を取り、スムーズに紹介いたします。患者様が一から説明する必要はありません。

情報の共有

紹介先でも私の診断内容や治療方針が適切に引き継がれ、患者様にとって最適な医療を継続して受けていただけます。私が手術に携わることもございます。

治療後のフォロー

他病院での治療が終了した後も、当院で継続的なフォローアップを行います。

開業前は大学病院にいたからこそ、地域のクリニックと大学病院の連携がいかに大切かを理解しています。その経験を活かし、患者様にとって最良の医療体制を構築しています。

大田区蒲田地域の皆様への想い

地域に密着した医療の提供

蒲田で開業させていただいて実感するのは、この地域の皆様の健康への意識の高さです。きちんと健康診断を受けられ、異常があれば適切に対処しようとされる方が多いです。

アクセスの良さを活かして

京急蒲田駅西口から徒歩1分という立地を活かし、健康診断で異常を指摘された方が「すぐに相談できる」環境をつくりたいと思っています。

なぜその検査が必要なのか、どのようなことがわかるのかを具体的に説明します。納得していただいた上で検査を受けていただきたいからです。

結果の解釈について

異常値が出た場合でも、それが何を意味するのか、どの程度心配すべきなのかを冷静に判断してお伝えします。不必要に不安を煽ることも、軽視することもしません。

治療方針について

もし治療が必要な場合は、複数の選択肢を提示し、患者様のライフスタイルに合った方法を一緒に考えます。

働く世代への配慮

金曜日の20時まで診療を行っているのも、お仕事をお持ちの方が受診しやすいようにという配慮です。健康診断の結果について相談したいけれど、平日の昼間は時間が取れないという方も多いです。また、予約外もお待たせすることもございますが、必ず診察しますので、緊急時はご連絡いただければ幸いです。

地域の健康を守る責任

健康診断異常の精密検査は、地域医療において非常に重要な役割を担っています。大きな病院での検査を待つ間に病気が進行してしまうリスクを避け、迅速に適切な診断を行うことで、地域の皆様の健康をお守りしたいと考えています。

大学病院で学んだ専門知識と技術を、蒲田の地域医療に還元する。それが私の使命です。

よくいただくご質問

Q1. 健康診断で異常が見つかりましたが、症状がありません。本当に検査が必要ですか?

泌尿器系の疾患の多くは初期段階では症状が現れません。だからこそ、健康診断での発見が重要なんです。症状が出てからでは進行している可能性があるため、早めの精密検査をお勧めします。

Q2. 精密検査は痛いのでしょうか?

心配をされる方が多いですが、当院で行う精密検査のほとんどは痛みを伴いません。超音波検査や尿検査、レントゲン検査が中心となります。必要に応じて行う検査についても、事前に詳しく説明いたします。

Q3. 検査費用はどれくらいかかりますか?

健康診断で異常を指摘された場合の精密検査は、基本的に保険診療の対象となります。3割負担の方で初診時は3,000~5,000円程度が一般的です。病状により変わるので、詳しくは受診時にご説明いたします。

Q4. 他の病院で「経過観察」と言われましたが、セカンドオピニオンとして相談できますか?

もちろん可能です。実際に、そのようなご相談で来院される方も多くいらっしゃいます。これまでの検査結果をお持ちいただければ、それらも参考に総合的に判断いたします。

Q5. 家族に同じような病気の人がいます。遺伝的な心配はありますか?

家族歴は重要な情報です。前立腺がんや腎臓病には遺伝的要因が関与する場合があります。家族歴も含めて総合的に評価し、必要に応じてより詳しい検査や定期的な経過観察をご提案します。

Q6. 結果次第では大きな病院に行かなければなりませんか?

必ずしもそうではありません。多くの場合、当院で適切な治療や経過観察が可能です。より専門的な治療が必要と判断した場合も、東邦大学医療センターとの連携により、スムーズに紹介させていただきます。

最後に~早期発見は人生を変える可能性があります

健康診断で異常を指摘されることは、確かに不安なことです。でも、見方を変えれば「早期発見のチャンス」です。

専門医としてのお約束

  • 医学的根拠に基づいた正確な診断
  • 患者様の不安に寄り添う丁寧な説明
  • 必要最小限の検査での効率的な診断
  • 治療が必要な場合の最適な選択肢の提示

健康診断の結果でご不安を感じていらっしゃる方、一人で悩まずにお気軽にご相談ください。小さな異常値一つでも、それがあなたの健康を守るための重要な手がかりになるかもしれません。

蒲田地域の皆様の健康をお守りすることが、私の使命です。皆様のお越しを心よりお待ちしております。


クリニック情報

かまた腎泌尿器・内科クリニック

  • 院長: 青木洋(泌尿器科専門医・内分泌代謝科専門医)
  • 所在地: 東京都大田区蒲田4-15-8 シュロスバッカス6F
  • アクセス: 京急蒲田駅西口から徒歩1分(西口ペデストリアンデッキの正面)
  • 診療時間: 月・火・水・金 9:00-13:00/15:00-18:00(金曜は20:00まで)、土 9:00-13:00
  • 休診日: 木曜・土曜午後・日曜・祝日
  • 電話: 03-6715-8803
  • 特徴: 健康診断異常の精密検査、東邦大学医療センターとの連携、働く世代に配慮した診療時間

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かまた腎泌尿器内科クリニック

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TEL: 03-6715-8803

9:00~13:00

9:00-13:00

15:00~18:00
18:00~20:00

金曜日は20時まで診療しています。

受付は15分前終了

休診日 : 木曜・土曜午後・日曜・祝日

院長室
待合室
診察室
手術室
レントゲン室

監修医師

院長 青木洋

日本泌尿器科学会専門医
日本性感染症学会認定医

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