ウイルス性精巣炎の症状と対策は?|蒲田の泌尿器科専門医がコロナ流行下での注意点を解説

もしかして、こんなお悩みはありませんか?

最近、精巣(睾丸)に痛みや腫れを感じていませんか?発熱の後に精巣に違和感を覚えたり、歩くたびに響くような痛みがあったりする症状でお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

私は大田区蒲田の地で、2024年5月の開業以来、地域の皆様の泌尿器科診療、内科診療を行っています。

この記事では、特に最近のコロナ流行下で注意していただきたいウイルス性精巣炎について、症状や対策を詳しく解説いたします。男性特有の症状で心配になっている方に、少しでも安心していただければと思います。

なぜこの症状を放置してはいけないのか?

ウイルス性精巣炎は、文字通りウイルス感染が原因で起こる精巣の炎症です。

この症状を放置することで、将来的に男性機能に影響を与える可能性があります。特に両側の精巣に炎症が起こった場合、精子を作る機能に影響が出ることも考えられます。

最近では新型コロナウイルス感染後にも、このような症状を訴える方が報告されており、私も拝見した経験があります。「ちょっとした痛みだから様子を見よう」と思わずすぐに受診していただきたいです。

その他重大な疾患(精巣捻転、精巣腫瘍など)が見つかることもあり、早急な受診がとても大切です。

見逃してはいけない症状と原因

注意すべき症状チェックリスト

こんな症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください:

  • 精巣(睾丸)の腫れや痛み
  • 発熱とともに起こる精巣の違和感
  • 歩行時に精巣に響くような痛み
  • 精巣周辺の赤みや熱感
  • 陰囊の腫大

これらの症状が組み合わさることも多いため、慎重な診察が必要です。患者さんによく聞かれるのが「どのくらいの痛みなら受診すべきですか?」という質問ですが、痛みや腫れの程度に関わらず、気になる症状があれば早急にいらしていただくことをおすすめしています。

医学的根拠に基づく原因分析

ウイルス性精巣炎の原因として、これまでの研究で明らかになっているものがいくつかあります。

有名なのはおたふく風邪(流行性耳下腺炎)を引き起こすムンプスウイルスです。思春期以降の男性が罹患した場合、約20~30%の方に精巣炎が起こると報告されています。

その他にも、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスでも起こします。実際に、コロナ感染後の合併症として精巣炎が報告されるケースが増えてきています。

これらのウイルスが血流に乗って精巣に到達し、炎症を引き起こすというメカニズムです。特に発熱を伴うウイルス感染症の後には、注意深く経過を見ていただくことが重要ですね。

日常生活でできる対策と当院の治療方針

日常生活で心がけていただきたいこと

ウイルス性精巣炎の予防として、まず基本的な感染症対策が大切です。手洗い、うがい、マスクの着用など、基本的な対策をすること、また、免疫力を保つための生活習慣が重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけてください。

もし発熱を伴う感染症にかかった場合は、その後数日から数週間は精巣の状態に注意していただきたいと思います。効果には個人差がありますが、これらの対策は感染症全般の予防にもつながります。

当院での診療への取り組み

私のクリニックでは、まず患者さんのお話をじっくりと伺うことから始めます。精巣の診断は、「年齢、発症した時間、痛み方」が大切であり、問診が大切です。診断においては、触診、精巣超音波検査、血液検査で炎症の程度を調べることもあります。特に精巣超音波検査の所見が大事です。東邦大学医療センター大森病院との連携により、緊急処置が必要な場合には適切にご紹介することも可能です。

精巣でお悩みならすぐ受診を

男性特有の精巣症状については、「恥ずかしい」「相談しにくい」と感じる方が多いことも理解しています。

今回はウイルス性精巣炎の話でしたが、精巣腫瘍や精巣捻転など、早急に治療をしないと精巣を失ってしまう、命を落としかねない事態になりうる疾患もございます。

心配事があれば、どんな小さなことでも遠慮なくお話しください。

当院の診療体制と地域への想い

安心の診療・検査体制

当院では、超音波装置をはじめとした必要な設備を整えています。精巣疾患は時間勝負ですので、緊急性が高い方は優先的に診察をしております。適確な診断と適切な治療を提供できるよう努めています。

大田区蒲田地域の皆様へ

京急蒲田駅西口から徒歩1分という立地は、働く世代の皆様にとって通いやすい環境だと思います。金曜日は20時まで診療を行っておりますので、お仕事帰りにもお立ち寄りいただけます。

蒲田という街で診療させていただく中で、地域の皆様の健康を守ることが私の使命だと感じています。特に男性の健康問題は、我慢してしまいがちな傾向があります。だからこそ、気軽に相談できるクリニックでありたいと思っております。

地域の皆様が安心して生活できるよう、医療面からしっかりとサポートしてまいります。

よくいただくご質問

Q: ウイルス性精巣炎は他の人にうつりますか?

A: 精巣炎自体は感染しませんが、原因となったウイルス(風邪やインフルエンザなど)は感染する可能性があります。基本的な感染対策は継続してください。

Q: 症状が軽い場合でも受診した方が良いでしょうか?

A: はい、症状の程度に関わらず、気になることがあれば早めにご相談ください。軽い症状でも、適切な診断を受けることで安心していただけます。

Q: 検査は痛いですか?

A: 超音波検査は痛みを伴いません。必要に応じて血液検査を行うこともありますが、通常の採血程度です。検査前に詳しく説明いたします。

Q: 治療期間はどのくらいかかりますか?

A: 症状の程度や原因によって異なりますが、多くの場合は数日から1週間程度で改善が期待できます。個人差がございますので、まずはご相談ください。

Q: 仕事を休む必要がありますか?

A: 症状の程度にもよりますが、多くの場合は通常通りお仕事を続けていただけます。ただし、痛みが強い場合などは無理をせず、適切な休息も必要です。

最後に〜気になる症状があればお気軽にご相談ください

男性特有の症状について、一人で悩んでいませんか?ウイルス性精巣炎を始めとする精巣疾患は、早期の診断と適切な治療により、多くの場合良好な経過をたどることができます。

「こんなことで病院に行っても良いのかな?」と迷われることもあるかもしれませんが、そんな心配は無用です。私たち医療従事者は、患者さんの健康と安心のためにここにいます。

大田区蒲田地域の皆様の健康な毎日のために、私にできることを精一杯させていただきます。気になる症状がある方、不安なことがある方は、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に解決策を見つけていきましょう。


クリニック情報 かまた腎泌尿器・内科クリニック

  • 院長: 青木洋(泌尿器科専門医・内分泌代謝科専門医)
  • 所在地: 東京都大田区蒲田4-15-8 シュロスバッカス6F
  • アクセス: 京急蒲田駅西口から徒歩1分(西口ペデストリアンデッキの正面)
  • 診療時間: 月・火・水・金 9:00-13:00/15:00-18:00(金曜は20:00まで)、土 9:00-13:00
  • 休診日: 木曜・土曜午後・日曜・祝日
  • 電話: 03-6715-8803
  • 特徴: ウイルス性精巣炎をはじめとした男性泌尿器科疾患の専門的診療、東邦大学医療センターとの連携、働く世代に配慮した診療時間

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受付は15分前終了

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監修医師

院長 青木洋

日本泌尿器科学会専門医
日本性感染症学会認定医

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