「急な尿意」でヒヤッとしたことはありませんか?|蒲田の泌尿器科医が教える、冬の頻尿・尿漏れ対策ガイド

「急な尿意」でヒヤッとしたことはありませんか?|蒲田の泌尿器科医が教える、冬の頻尿・尿漏れ対策ガイド

こんにちは。かまた泌尿器科・内科クリニックです。

1月も半ばを過ぎ、寒さが一段と厳しくなってきましたね。

冬場の「頻尿(ひんにょう)」や「尿意切迫感(急に尿がしたくなる感じ)」に悩んでいる方は、皆さんが思っている以上に多いです。

外出先でまずトイレの場所を確認してしまったり、大事な会議中や移動中に「トイレ大丈夫かな…」と不安になったり。「寒いから仕方ない」「年だから仕方ない」

実はその症状、寒さだけが原因ではないかもしれません。

今回は、冬に悪化しやすい「昼間の頻尿」や「急な尿意」について、専門医の視点から原因を深掘りし、今日からできる対策をしっかりお話ししたいとい思います。


もしかして、こんな「トイレの悩み」はありませんか?

まずは、最近のあなたの状態をチェックしてみてください。

  • 日中、8回以上トイレに行くことがある
  • 急に強い尿意が襲ってきて、我慢するのが難しい(尿意切迫感)
  • トイレに間に合わなくて、ヒヤッとした(漏れてしまった)ことがある
  • 寒さのせいだと思っているが、暖房の効いた部屋でもトイレが近い
  • 水の流れる音を聞いたり、玄関のドアノブに触れた瞬間に尿意を感じる
  • 外出する時、どこにトイレがあるか分からないと不安になる

いかがでしょうか? 当てはまりましたか?


なぜ「冬の頻尿」を放置してはいけないのか

寒さで体が冷えると、腎機能の働き低下により、尿量が増えたり(寒冷利尿)、膀胱が刺激されやすくなったりすることはあります。これは正常な反応です。

しかし、私が専門医として懸念するのは、その裏に「過活動膀胱(かかつどうぼうこう)」「膀胱癌(ぼうこうがん)」「前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)」「前立腺癌(ぜんりつせんがん)」といった病気が隠れている可能性です。

これらを放置してしまうと、以下のようなリスクが高まる可能性があります。

  1. QOL(生活の質)の著しい低下

    映画鑑賞や観劇に行けない、長時間のバス移動が怖い、会議中に抜け出せないか不安…など、行動範囲がどんどん狭くなってしまいます。

  2. 切迫性尿失禁(漏れ)による自信喪失

    我慢できずに漏らしてしまうことが増えると、衛生面の問題だけでなく、自尊心を傷つけ、外に出るのが怖くなってしまうことがあります。

  3. 転倒・骨折のリスク

    トイレに行こうとして廊下で転倒したり、特にご高齢の方には多いです。

  4. 癌の場合は転移のリスク

「たかが頻尿」と思わず、症状が悪化する前に適切な診断を受けることが、快適な毎日を取り戻す第一歩になります。


見逃してはいけない症状と原因

注意すべき症状チェックリスト

  • ✅ 1回の尿の量が少ないのに、すぐに行きたくなる
  • ✅ 排尿の後、まだ残っている感じがする(残尿感)
  • ✅ 咳やくしゃみをした時ではなく、「したい!」と思ってから漏れる
  • ✅ 夜中もトイレに起きてしまう

医学的根拠に基づいた原因分析

1. 過活動膀胱(OAB)

これは、膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱の筋肉が勝手に収縮してしまい、「おしっこを出そう!」という指令が脳に誤って伝わってしまう状態です。「膀胱のセンサーが過敏になりすぎている状態」です。

通常ならペットボトル一本分くらい溜まるまで平気なはずが、ほんのコップ一杯分溜まっただけで、この過敏なセンサーをさらに誤作動させやすくします。

2. 前立腺肥大症(男性の場合)

男性の場合、加齢とともに前立腺が大きくなり、尿道を圧迫することがあります。

これにより、尿が出にくくなる(排尿困難)だけでなく、常に膀胱に負担がかかることで、膀胱が過敏になって頻尿になることがあります。

冬場は寒さで交感神経が緊張し、前立腺の筋肉が収縮して尿道をさらに狭くしてしまうため、症状が悪化しやすいのです。

3. 骨盤底筋(こつばんていきん)の緩み・冷え(女性の場合)

膀胱や尿道をハンモックのように支えている「骨盤底筋」という筋肉があります。

この筋肉が弱くなると、尿意を我慢する「締めつける力」が弱まります。さらに、冷えによって血流が悪くなり筋肉が硬くなると、しなやかさが失われ、機能が低下しやすくなります。


日常生活でできる対策と当院の治療方針

日常生活で心がけていただきたいこと

1. 体を冷やさない

下半身の冷えは膀胱を刺激します。腹巻やレッグウォーマーを活用しましょう。お風呂にゆっくり浸かって、深部体温を上げるのも効果的です。

2. カフェインやアルコールをコントロールする

コーヒー、緑茶、紅茶に含まれるカフェインや、お酒には利尿作用があります。

特に外出前や会議前、寝る前などは、ノンカフェインの飲み物(麦茶、ルイボスティー、お水、白湯など)に変えるだけでも、トイレの回数は減らせます。「水分を控える」のではなく、「水分の種類を変える」のがポイントです。

3. 骨盤底筋体操

これは尿道を支える筋肉体操で、自分でできるトレーニングの一種です。当院では磁場を利用したトレーニング機器(フェミゾンプラス )を導入しております。

  1. 仰向けに寝て膝を立てる、または椅子に座る。
  2. 肛門と尿道・膣を、お腹の中に引き込むようなイメージで「ギュッ」と締める。
  3. そのまま5秒キープして、ゆっくり緩める。これを1セットとして、1日10回〜20回繰り返します。テレビを見ながらでもできますので、毎日の習慣にしてみてください。

当院での診察への取り組み

「生活習慣を変えても良くならない…」「体操のやり方が合っているか不安」そんな時は、迷わず当院にご相談ください。当院では、「症状の可視化」を大切にしています。

「頻尿」の原因は人それぞれです。だからこそ、まずはしっかりと検査を行います。

  • 尿流測定検査(ウロフロメトリー): 普段通りにトイレでおしっこをするだけで、尿の勢いや出方をグラフ化できる検査です。痛みは全くありません。客観的に「勢いがなくて出しきれていないのか」が分かります。かなり尿を溜めていないと良い検査ができないため、当院では初回から施行することはございません。
  • 超音波検査(エコー): 排尿後に膀胱の中にどれくらい尿が残っているか(残尿)、前立腺の大きさはどうかなどを確認します。ジェルを塗って機械を当てるだけなので、こちらも痛みはありませんし、被曝もありません。

これらの検査結果に基づき、患者様一人ひとりに合ったお薬(膀胱の収縮を抑える薬や、前立腺の圧迫を和らげる薬など)を調整します。

最近のお薬はとても進化していて、手術を回避することができるようになりました。


私の診察への想いと信条

当院の信条である「誠意・礼儀・質実剛健」。

診察において「患者様の悩みに真摯に向き合い、誠実な解決策を提示する」ことだと私は理解しています。

私は診察室を「世界で一番、安心して恥ずかしい話ができる場所」にしたいと思っています。


当院の診察体制と地域への想い

安心の診察・検査体制

当院では、内科と泌尿器科を併設しています。

頻尿の原因が、実は糖尿病、高血圧、睡眠時無呼吸症候群といった内科的な病気が関与することもあります。当院では、泌尿器だけでなく全身の状態を総合的に診察しますので、複数の病院を回る手間は省けます。また、糖尿病や内分泌代謝の専門的な治療は近隣の専門クリニックと共にフォローしていきます。

またさらなる精密検査や手術が必要な場合は、大森赤十字病院、東京都立大学医学部附属病院大森病院など、大田区地域の基幹病院への紹介状もすぐに作成できますので、ご安心ください。

大田区蒲田地域の皆様へ

蒲田駅西口からすぐの当院は、地域のかかりつけ医として、皆様の生活に寄り添う存在でありたいと願っています。

待合室もリラックスできる落ち着いた雰囲気を心がけています。

「ちょっとトイレの回数が多いのが気になるな」という軽い気持ちで、お買い物ついでやお仕事帰りに立ち寄っていただければと思います。


よくいただくご質問

Q. 頻尿の検査は痛いですか?

A. いいえ、ほとんどの検査は痛みを伴いません。尿検査、超音波検査、尿の勢いを測る検査など、体に負担の少ないものから行います。採血は場合によりございますが、基本的には腹部のエコー検査などが中心ですのでご安心ください。

Q. 飲み薬はずっと飲み続けないといけませんか?

A. 症状が改善すれば、お薬を減らしたり、中止したりできることもあります。また、季節的な要因(寒さなど)が大きい場合は、「冬の間だけ服用する」という調整も可能です。患者様のライフスタイルに合わせて相談しながら決めています。

Q. 水分を控えた方がいいですか?

A. 極端な水分制限は、脱水や尿路結石、脳梗塞などのリスクを高めるためお勧めしません。適切な量(1日1.5〜2リットル程度など)を、一度にガブ飲みせず、こまめに摂ることが大切です。診察時に、あなたに合った水分の摂り方も具体的にアドバイスします。

Q. 市販薬を使ってもいいですか?

A. 市販の頻尿治療薬もありますが、原因に合っていないと効果がないばかりか、前立腺肥大症の方が服用すると逆に尿が出なくなる(尿閉)リスクがある成分が含まれていることもあります。まずは一度、専門医の診断を受けてから、適切な薬を選ぶことを強くお勧めします。


最後に〜気になる症状があればお気軽にご相談ください

冬の寒さは、私たちの体に様々な影響を与えます。でも、「冬だから仕方ない」「年だから仕方ない」と諦めて、我慢して過ごすのは本当にもったいないことです。

気兼ねなく、いつでもご相談にいらしてください。


クリニック情報

かまた泌尿器科・内科クリニック

  • 院長: 青木洋(泌尿器科専門医・内分泌代謝科専門医)
  • 所在地: 東京都大田区蒲田4-15-8 シュロスバッカス6F
  • アクセス: 京急蒲田駅西口から徒歩1分(西口ペデストリアンデッキの正面)
  • 診察時間: 月・火・水・金 9:00-13:00/15:00-18:00(金曜は20:00まで)、土 9:00-13:00
  • 休診日: 木曜・土曜午後・日曜・祝日
  • 電話: 03-6715-8803
  • 特徴: 過活動膀胱・前立腺肥大症の専門的な治療、排尿機能検査、プライバシー配慮

24時間いつでも
簡単予約

WEB診断予約

すぐに
相談したい方

電話をかける
かまた腎泌尿器内科クリニック

東京都大田区蒲田4-15-8 シュロスバッカス6F
京急蒲田駅西口 徒歩1分
TEL: 03-6715-8803

9:00~13:00

9:00-13:00

15:00~18:00
18:00~20:00

金曜日は20時まで診療しています。

受付は15分前終了

休診日 : 木曜・土曜午後・日曜・祝日

院長室
待合室
診察室
手術室
レントゲン室

監修医師

院長 青木洋

日本泌尿器科学会専門医
日本性感染症学会認定医

院長 青木洋

24時間いつでも
簡単予約

WEB診断予約

すぐに
相談したい方

電話をかける